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Google Apps Script(第1回)-まずは紙とペンでプログラミングしてみる
ここでは、GoogleAppsScriptというプログラミング言語を使ってプログラムを書くことを連載していきますが、まずはパソコンでプログラムを書く前にその概念を理解していきましょう。簡単なスゴロクのプログラムを紙とペンを使って書いてみましょう。
「プログラムの仕様」
仕様とは実現したい処理の設計・ルールのことです。
- 1から30のマス目を用意します。
- 1のマス目をスタート位置とし、サイコロを振って出た目の数だけ進みます。止まったマス目に色を塗ります。
- 30のマス目を超えるとゴール(終了)とし、それまでにサイコロを振った回数を表示します。
最後に止まるマス目は30を超える場合がありますが、そのマス目への色塗りは不要です。
「紙とペンを使ってプログラミング」
このルールに従って処理の流れを箇条書きにしてみましょう。
それがまさにプログラムです。
- 最初の【位置】を1マス目にセット
- 最初の【サイコロを振った回数】を0にセット
- 4,5,6,7の処理を【位置】が30以上になるまで繰り返す
- サイコロを振り【出た目】を記録
- 【位置】を【出た目】の数だけ増やす
- その【位置】のマス目に色を塗る
- 【サイコロを振った回数】を1つ増やす
- 【位置】が30以上になったら【サイコロを振った回数】を表示する。
【】囲ったものを変数といいます。次回以降詳しく説明しますので、ここでは数値を記憶する入れ物と考えてください。そして、このスゴロクプログラムに従って実際にスゴロクをした結果、図のようになりました。
結果はサイコロを8回振ったらゴールできました。止まったマス目を赤く塗っています。
以上がプログラミングの一連の流れです。
次回はこれをGoogleAppsScriptで書いてみます。